樹木葬・合祀墓・永代供養

樹木葬

樹木葬とは

樹木葬とは、一般的に墓石の変わりに樹木を墓標とするお墓の事をさします。もちろん故人それぞれのお骨の上にネームプレートを配置するようなお墓もあり、特定の故人に手を合わせる事も可能です。合祀墓・永代供養墓の様に様々なお骨と同じ区画に収められるため、費用はお墓を立てるよりはお安く済ませる事ができます。自然の中で静かに故人に休んでもらえることもあり近年人気のあるご供養の形です。

樹木葬

メリット

継承を必要としない個人供養

一般的には永代供養などと同じで、霊園・墓地側が管理を行います。そのため、継続者がいなくなってしまった場合も無縁仏として撤去される事がなく安心です。

費用が安価

一般的にお墓を立てる場合200万円程度がかかってしまいますが、樹木葬の場合は、シンプルでコンパクトな形になるため、50万円程度で埋葬でき経済的にも安心です。

宗教宗派にとらわれない

樹木葬は自然に還ることがコンセプトの元に行われているため、煩わしいしきたりやしがらみに縛られることがなく、のびのびと埋葬されます。また、お寺が経営母体となっている樹木葬も、檀家になる必要もない所がほとんです。

デメリット

基本契約期間が決まっている

樹木葬の基本料には、永代使用料が含まれている場合がほとんどです。ほとんどの場合、13回忌など決まった年数の間は骨壺に入れて埋葬されて、その後合同墓などに合祀されて、ご遺骨を土に返すという方法がとられています。

お供え物・線香を置けない場合も

墓所の管理者によってお手入れが行われているため、ご遺族の手で好きな草木を植えたり、土をいじったりすることはできません。火事防止のために線香やローソクを使用するのを禁止しているところが多くみられ、手を合わせるだけしか行えない霊園もあります。

アクセスが悪いこともある

樹木葬は、もともとは里山に自然を返すことが目的で行われたため、里山型では眺望などは良くても交通アクセスが悪いところも多いです。

樹木葬の種類

都市型・公園型

都市型・公園型

一般的な樹木葬と呼ばれるのが、この「都市型・公園型」です。お骨の周りに目印となる1本もしくは複数の樹木を植えます。

ガーデニング型

ガーデニング型

霊園や納骨堂内にある植物に囲まれた場所に埋葬します。お花やハーブなどに囲まれた華やかな場所が多く、故人だけではなくお墓参りに来る家族にも好ましい環境です。

里山型

里山型

霊園や納骨堂内にある植物に囲まれた場所に埋葬します。お花やハーブなどに囲まれた華やかな場所が多く、故人だけではなくお墓参りに来る家族にも好ましい環境です。

合祀墓・永代供養墓

合祀墓・永代供養墓とは

亡くなった方のご遺骨を埋葬する方法に、合祀(ごうし)または合葬(がっそう)というものがあります。骨壺から焼骨を取り出し、他の人のご遺骨と一緒にする埋葬方法のことを指します。ご遺骨は色々な人の遺骨とひとまとめにされ混ざった状態になり、長い年月をかけて土に還るかたちで地面に埋葬されます。家族単位ではなく、個人単位で埋葬するため、費用は1霊単位での価格で表示されます。

合祀墓・永代供養墓

メリット

継承を必要としない個人供養
費用が安価(約10~30万円程度)※価格の目安は、1霊あたりの金額です。
宗教宗派にとらわれない
墓石が不要
維持費がかからない
無縁仏になる心配がない
生前予約が可能な場合が多い

デメリット

遺骨は取り出すことができない

合祀・合葬した後にもし「やっぱりきちんとしたお墓を建てたい」と思っても、遺骨は既に他の人の骨と混ざってしまっているため、遺骨が返却されることはありません。

家族間でトラブルになるケースも…

「生きた証を残したい」「しっかりと供養してあげたい」「他人の遺骨と一緒はちょっと…」などの気持ちが残っている方には合祀・合葬は不向きです。お墓は、遺される家族や周りの人々にとって、亡くなった故人のことを偲んで逢いに行ける場所となります。

やり直しがきかないだけに、一人で勝手に決めず、家族や親族の気持ちに耳を傾けて、全員の合意が得られてから、霊園を探し始めることが良いでしょう。

アクセスが悪いこともある

樹木葬は、もともとは里山に自然を返すことが目的で行われたため、里山型では眺望などは良くても交通アクセスが悪いところも多いです。

墓じまいについて

先祖のお墓を継承せずに、樹木葬や合祀墓・永代供養墓をご検討される方は、既存の先祖のお墓が無縁仏になってしまわないように、墓じまいされることをおススメしています。

樹木葬、合祀墓、永代供養墓をご検討されている方は、墓じまいについても詳しくご確認ください。

墓じまいについて

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